幼児体育指導者検定は、公益財団法人日本幼少年体育協会が行う民間資格です。幼児や児童の体力作り等を目的として昭和51年に設立された日本幼少年体育協会が昭和55年から幼児体育指導者検定の認定事業を開始しました。
幼児や児童の子どもたちに体育の楽しさや素晴らしさを教えるとともに体を動かす事を伝える指導者です。この幼児体育指導者の資格は、幼稚園や保育園の先生、スポーツジムやスポーツ教室のインストラクターなどの職業に就いている人たちには取得したい資格といえます。
これらの職業はこの資格がなくても働くことができますが、専門的知識がある指導者としての証明にもなり就職にも有利になる資格です。
幼児体育指導者検定試験とは
この幼児体育指導者検定試験は、プロフェッサー、1級、2級から3級(筆記試験と実技試験の成績によって2級か3級の取得に分かれます) 、4級から5級(筆記試験の点数によって4級か5級のどちらかの取得となります) 、サポートスタッフに分かれております。
2級から3級の幼児体育指導者試験は、初めて受験する人で高校生以外はこのクラスから受験するのが普通です。幼児体育指導者の試験ですので筆記試験以外にも実技試験があります。
保育士の人ならばこのクラスから受験することになります。4級から5級のクラスは、高校生(15歳以上)が受験するクラスとなるので高校生で受験を考えている人はこのクラスから受験することになります。
4級から5級のクラスは、講習期間が1日となっており講習費用は5,500円です。2級から3級のクラスは講習機関が3日間で費用が1万9,000円です。
幼児体育指導者検定の1級は、受験資格が必要となっており幼児体育指導者の2級を取得しており、1年以上の実務経験がなければ受験することはできないクラスで、講習期間が3日間で費用が2万3,000円です。
最上級クラスとなるプロフェッサーは、受験資格が幼児体育指導者の1級取得後3年以上の実務経験を有している人で、幼児体育指導者を育成する活動について大きく貢献している方、サポートスタッフの経験が3回以上ある人が受験することができます。
サポートスタッフは幼児体育指導者2級を取得している方で、自分自身の幼児体育指導者としてのスキルの向上を目指す人が参加できる講習で費用は無料となっております。幼児体育指導者は、幼児体育指導者として各クラスに合格した後に幼児体育指導者として会員登録料と2年毎に更新料が必要となります。