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香川県の「保育士バンク」

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潜在保育士の雇用

企業の中には保育士の中で、結婚や出産のために現場を離れている潜在保育士を積極的に雇用することで保育園の保育士不足を解消することを行っています。

待機児童を解消するきっかけとなるので、潜在保育士の雇用が大変意義のある方法だといえます。また、潜在保育士のなかには働きたくても雇用の場がなくて働けない潜在保育士も数多くいるので、復職を希望する潜在保育士には大変助かる雇用です。

この潜在保育士を雇用することで待機児童の解消につながる方法を企業だけでなく地方公共団体でもこの制度を積極的に取り入れることになりました。

それが保育士人材バンクです。四国新聞はもちろんのこと、その他の地域の新聞でも掲載されていますので、ご存知の方も多いでしょう。

特徴

さて、詳細についてです。2013年8月2日に地方公共団体の1つ香川県が香川県保育士人材バンクを設立しました。香川県では、県内の待機児童の解消を行う目的で保育士の中でも潜在保育士を雇用して待機児童の解消を行う方法を採用しています。

香川県の保育士人材バンクでは、保育士(潜在保育士を含む)の就職の相談や斡旋を行っており、香川県高松市に香川県社会福祉協議会が設置されることになりました。

香川県での調べでは、香川県で保育士の資格を持っている人たちはおよそ9,000人存在しています。

そのうちおよそ半数の4,500人余りの人たちが保育所などの施設で働いていない潜在保育士になっているので、潜在保育士を保育所などの施設で働いてもらうことで待機児童の解消を行うことができると期待されております。

この保育士人材バンクに登録された保育士は2か月間で190名が登録するほどの人気のある人材バンクです。

香川県保育士人材バンクでは、無料職業紹介事業も行い保育所などでの就労を希望している潜在保育士の人たちについては人材バンクに登録をしてもらい、求人情報を提供することで保育所との仲介事業を行うことになります。

期待

また人材バンクではコーディネーターと呼ばれている保育所の所長経験がある人を採用して、保育所の求人や採用情報の収集と把握、就労を希望する潜在保育士と雇用者双方のニーズを調整することで、潜在保育士の就職(転職)活動を支援していくことになります。

この香川県保育士人材バンクが、一定の成功を収めることができれば全国で待機児童となっている地方公共団体で採用されることが期待できます。

全国に潜在保育士は60万人ほどいると言われており、この潜在保育士が1人でも多く就職してくれることで待機児童の解消につながることになります。今後も大いに注目される香川県の保育士人材バンクです。