やっていはいけない怒り方


機嫌によって怒り方を変えるのはNG

お子さんが何か悪いことをしたときは、保護者としてきちんと叱る必要があります。
ですが、怒り方を間違えてしまうと、お子さんの成長に繋がるどころか、お子さんの成長を阻害する結果に繋がりますので、注意が必要です。

例えば、機嫌によって怒り方を変えることが、これに当たります。
ついつい自分がイライラしているときに、お子さんがちょっとしたミスをしてしまったという際、八つ当たりのように子供に起るような真似をしては。絶対にしてはいけません。
機嫌によって怒るようにしてしまうと、お子さんは悪いことをしたから怒られていると理解できず、親の機嫌が悪いから怒られていると認識してしまいます。

同じような事をしているにも関わらず、大して怒られないこともあれば、必要以上に怒られてしまうこともあったりと、怒られ方にブレが出てしまってはいけません。
感情に左右されずに、怒るときには冷静に、淡々と怒るように心がけて見てください。

責めるような怒り方は子供から自信を奪う

責めるような怒り方をする事も、怒り方としてはNGです。
責めるように怒られた子供は、自分は何も出来ない、自分はダメな人間であると認識してしまい、自信が失われてしまう可能性があります。
一度自信が失われてしまうと、自分を認める能力が著しく欠如してしまう可能性が有るため、十分注意をしないといけません。

責めるようにしてしまわないように、怒るときには言葉を選んで、感情的にならないように怒る事が重要です。
責める口調は威圧的に感じて萎縮してしまい、怒られている理由も分からずに、ただ親御さんを恐怖の対象として見てしまうようになる場合も多いでしょう。
そうなってしまっては怒る意味がありませんので、怒る理由をしっかりと分かるように、口調には十分気をつけることが大切です。

決めつけの怒り方はトラウマになることも

お子さんから十分な事情を聞いていないにもかかわらず、頭ごなしに怒るというのもNGな怒り方です。
いわゆる決めつけの怒り方は、お子さんのトラウマになるという事も多く、親は何も分かってくれないと、親御さんへの信頼感が一気に失われてしまう可能性があります。

決めつけて怒る場合は、きちんとお子さんの話を聞いてみると、実はお子さんは全く悪くないという場合もたくさんあります。
決めつけて怒られることで、お子さんは親御さんに不信感を持つようになり、親御さんに怒られないように取り繕うのばかりが上手くなり、根本的な成長には繋がりません。
決めつけで怒ってしまわないように、まずは事情をお子さんから聞いてみて、その上で、何が悪かったのか、次からどうするべきかをきっちりと話しあいましょう。