人見知りの子に対する接し方


人見知りは大切な成長過程

親御さん以外の大人とは一切しゃべれない、親御さんと離れてしまうと大号泣して止まらなくなる、そう言った人見知りをするお子さんは多くいます。
人見知りは決して珍しい事では無く、むしろ、成長過程において非常に重要なものになりますので、例えお子さんが人見知りだとしても、慌てる事はありません。

人見知りを起こす理由は、一人一人の顔が区別出来るようになっている事が1つの理由になります。
母親や父親と、赤の他人をきちんと見分けることが出来、自分を守ってくれる母親や父親では無い誰かに対して、恐怖ないし、不安を覚えてしまうのです。
警戒心の表れの1つで、様々な感情が芽生えた結果おきるのが、人見知りになります。

人見知りの子との接し方は?

幼児期の人見知りの感情は実は複雑なもので、お父さんやお母さんなど、自分を守ってくれる人以外の大人に初めて会ったときに、近づきたいという気持ちもあれば、知らない人で怖いという気持ちも交わっている状態になります。
この複雑な状態を少しでも解消するためにも、自分は怖い人間では無い、あなたの味方だよ、という事を、しっかりと伝えていくことが大切です。

にこやかに、優しく話しかけるようにするだけでも、お子さんは自分の敵では無いとわかってくれますので、人見知りを徐々に緩和していくことが出来ます。
一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど、少しずつ人見知りのお子さんも心を開いていき、親御さんと同じように、自分の事を守ってくれる大人という分類に加えてもらえるのです。
その結果、人見知りが少しずつ解消し、お子さんと仲良くなる事が出来るでしょう。

人見知りは、どうしても個人差がありますので、人見知りが治る時期にも、色々なタイミングがあります。
2~3歳頃にぴたっと人見知りが終わる子も居れば、小学生になってからも人見知りをするという子もいますので、それぞれの個性として受け止めることが大切です。

他のお子さんと比べてはダメ

人見知りをする子も居れば、しない子も居ます。
双子でも、一人は人見知りをしない子、もう一人は人見知りをする子、というように、一人一人によって全く異なる場合も多いでしょう。
人見知りはあくまで個性ですので、大人サイドがきちんと受け止めて、大人側が子供に寄り添って、時間をかけて人見知りを解いていくことが大切です。

人見知りそのものは、決して悪いことではありません。
人見知りをする事で、警戒心を芽生えに繋がるという事も多いため、自分の身を守るためにも必要なスキルと言えるでしょう。
成長と共に落ち着くことも多い為、個性として受け入れて、お子さんを責めるような事をしないで、温かく見守ることが大切です。