幼稚園教諭の資格(免許状)は、保育士と双璧となる子供向けの有力な資格(免許状)の1つと言われております。保育士が国家資格で管轄が厚生労働省となり対象年齢が0歳から小学校就学前で勤務時間が原則として8時間となっております。
幼稚園教諭は、資格ではなく免許状の取得となります。内訳は、幼稚園教諭(専修、1種、2種)で管轄が文部科学省となっており児童の対象年齢が満3歳から小学校就学前で勤務時間が原則として4時間です。
幼稚園教諭の取得について専修免許状は、4年制の大学を卒業した後に大学院に進学して修士課程を修了すると取得することができます。1種免許状は、4年制大学で幼稚園教諭養成課程を修了して卒業すると取得することができる免許状です。
幼稚園教諭になるために必要な免許
2種免許状は、短大または専門学校を卒業することで取得することができ、通信教育でも取得可能の免許状です。これらの免許を取得するには通常2年から4年の期間幼稚園教諭養成課程のある学校で必要な単位を取得して卒業することで取得することができます。
免許状については、どの免許状であっても仕事内容は変わらないのですが、就職先では給料に多少の差がでる場合もあります。
今の日本では幼稚園と保育園を一元化した施設にするための幼保一元化の政策が進められている段階です。
この政策の影響のせいか、保育士の資格を取得している人で保育士の取得後3年以上実務経験がある人は幼稚園教諭免許の認定試験を受けることが、 2005年から可能となりました。この認定試験に合格すると2種免許状を取得することが可能となります。
幼稚園教諭は、必要な規定の学校を卒業することで免許状を基本的に取得できるので、先に幼稚園教諭の免許状取得する人が増えています。また、幼稚園教員免許を取得している人は、保育士の国家試験の実技試験と筆記試験の1部の科目が免除される特典があります。
取得しやすくなり、資格取得者が増加している
これに加えて2010年より保育士養成施設等で勉強することにより該当する科目の免除制度が採用されるようになりました。この大きな特典を利用して保育士試験を受けなくても保育士の資格を取得することが可能となりました。
この特別な制度による保育士資格の取得が可能となったことにより、保育士と幼稚園教諭のダブルライセンスを取得する人が増えています。
大学に進学をするときには、取得したい資格を考えて進学先を選択することで、難しい国家資格を容易に取得することができるチャンスが増えています。