就職活動の時期
保育士の就職先としては、保育園以外に幼稚園、児童養護施設、乳児院や児童館などがあげられます。
日本は保育士不足なので、病院内の託児所や学童施設などで働くこともできるでしょう。
保育士の就職活動の時期ですが、四年制大学や短期大学では、学生達が夏頃から就職活動を始めて、年内には内定が決まります。
保育園は一般の企業に比べると、就職活動の時期が遅いと言われています。
四年制大学や短期大学の学生が就職活動で動いている時期は、一般社会人の転職組の採用は不利になるかもしれません。
保育士は年齢に関係のない職業なので、結婚や出産後も職場復帰することができます。
そういった一般社会人の場合は、「キャンセル待ち」を利用すれば、保育園の採用でキャンセルが出たときに声をかけてもらえるでしょう。
学生の中には、複数の面接を掛け持ちしている人がいますから、辞退する人が出た場合に空きが生じるようです。
保育園の欠員募集
保育園などは小規模のところが多いので、就職シーズンの3月~4月の求人ではなく、欠員が出たら補充となることがあります。
補充は正社員とは限らず、アルバイトやパート、雑用なども含まれる場合は、保育士の資格が必要ないことも。
欠員募集に「保育補助」と書かれているときは、子供達の指導ではなく、お世話全般となることが考えられます。
欠員募集は、0歳児~5歳児まで年齢ごとに分けられていたりします。
0歳児を選ぶ場合と5歳児を選ぶ場合とでは仕事内容がかなり異なりますから、扱いやすいと思われる年齢をお選びください。
なお、欠員募集の状況は日々変わりますし、応募数も多いですからマメにネットでチェックしましょう。
保育園の臨時採用
保育園では、保育士を非常勤枠で募集する「臨時採用」を行っています。
四年制大学や短期大学卒業の学生の多くは正規雇用で雇われますから、一般社会人が応募する際は、非常勤採用枠を選択するという方法もあります。
非常勤採用には、アルバイトやパート、保育補助、産休や育休の代替保育士などの仕事があります。
配偶者の扶養内で働きたい場合は、このような非常勤で働くのもよいのではないでしょうか。
公立保育園の場合は、役所に登録しておくと、保育園で募集が出たときに連絡してもらえるところがあるようです。
ただし、臨時採用の仕事は非常に広範囲なので、面接を受ける際には、具体的にどのような仕事をするのかを十分にご確認ください。
特に、「保育士の資格は必要なし」として募集されている場合は、保育園内のお掃除から修繕まで、雑用がまわってくることもありえます。
子供と一緒に歌を歌ったり、お話を読み聞かせるといった仕事を想像している場合は、ギャップが大きいでしょう。