志望動機具体例

志望動機

志望動機の書き方

保育士の採用試験で必ず聞かれるのが、「志望動機」です。
「子供が好き」とか、「子供と一緒に成長していきたい」などという志望動機は、保育士にとって当然なことですから、もっと印象に残りそうな内容を考えましょう。

就職の手引き本に書かれているような「お手本的な志望動機」は、ほかの人も書きそうなことから保育園の人に見透かされます。
自分の言葉で、過去に経験した子供と関わった思い出などのエピソードを織り込みながら話すようにすると自然です。

なお、履歴書に書く内容と面接で聞かれる志望動機は、統一するようにしてください。
履歴書に書いた志望動機をすっかり忘れて、まったく別な理由をあげるようなこともありえます。
面接前には、自分の書いた志望動機を見直すようにしましょう。

志望動機の具体例

志望動機の書き方の具体例として、過去の体験を入れた例をあげておきます。
前に保育園に勤めた経験のある人なら、過去の体験を混ぜ込むことでリアリティのある志望動機を伝えることができそうです。

「以前、保育士として6年ほど保育園に勤めていたことがあります。結婚と出産を経て仕事から遠ざかっていましたが、昨年そのとき教えていたお子さんのご家族から年賀状をもらい、もう一度勤めることを思い立ちました。」
「再就職を考えることになったきっかけは、娘の一言でした。『お母さんは、保育士の資格があるんだからもったいないよ。私も協力するから、もう一度働いてみたら』と言われ、気持ちが動きました。」

再就職を考えるには、何かきっかけになった出来事があるのではないでしょうか。
その出来事を織り交ぜて話すと、自然な志望動機として伝わります。

ブランクが長い場合

保育園が採用を考える際に、再就職を考えるまでのブランクが長いことが気になる場合があります。
また、保育園では即戦力になることを期待していますから、ブランクが長いと職場になじめるかどうかも気になるところです。

特に心配になるのは、この人は何度も落ちているから、つまり再就職に失敗しているからブランクが長くなったのではないかと思われてしまうことです。
話し方に自信がなさそうだったり、自己アピールが足りなかったりすると、面接が受からないタイプの人だと想像されてしまいます。

ブランクが長い理由を聞かれる前に、自分からブランクの間に何をしていたかを説明するようにしましょう。
たとえば、「ほかにパートをしていたけれど、やはり保育士に戻ろうと思った」などの理由でもかまいません。
良くないのは、ブランク中に「何もしていないこと」です。

働いていない人が働き出すのは容易なことではありませんから、ヒマを持て余して働こうとしているような雰囲気が伝わると採用されにくいことがあります。
仕事に就いたら、テキパキと働けそうな印象を面接で与えることが大切です。